メダカの生態研究をしている
ちいかわ(なんか地位が低くてかわいそうな特任助教)
こんどうゆうきの紹介サイト

実験室でのゴリゴリ行動観察と野外でのガシガシ生態調査を組み合わせた
「泥臭い」研究アプローチで、メダカの知られざる生態解明を目指しています。

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このサイトの目的

こんどうゆうきのご紹介&近況報告や物忘れ防止メモ置き場。

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近況報告

2025.12.13
上野動物園にて、 「東京動物園協会野生生物保全基金」報告講演会に参加してきました。

2025.12.7
日本生態学会近畿地区会 例会にて研究発表奨励賞をいただきました。
本研究に関わってくださった皆さんありがとうございました。

2025.12.7
日本生態学会近畿地区会 例会にて口頭発表をしました。

実験室は野外の繁殖時刻を再現できているのか?:24時間連続観察が捉えたメダカの繁殖時刻のズレ
近藤 湧生, 岡本 鼓都里, 小林 龍太郎, 小林 優也, 安房田 智司

「イソギンチャク資源の豊富さに基づくクマノミの社会システムと個体間関係の変化」
小林 優也, 近藤 湧生, 幸田 正典, 安房田 智司

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自己紹介

116-R0001096
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名前:近藤 湧生 こんどう ゆうき Kondo Yuki

所属:大阪公立大学 理学部 生物学科
肩書:特任助教
所属先住所:〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138

連絡先:Mail1: youkikondou[at]gmail.com
連絡先:Mail2: youkikondou[at]omu.ac.jp
[at]→@

専門:行動生態学・繁殖生態学

リサーチマップ[Link]
ORCID ID[Link]
google scholar[Link]

所属学会:
日本魚類学会(2016-)[Link]
日本動物行動学会(2017-)[Link]
日本生態学会(2017-)[Link]
International Society for Behavioral Ecology(2022-)[Link]

ひとこと・ふたこと自己紹介

動物・植物関係なく生き物がどんな生き方をしているかに興味があります。
特に生き物たちがどのように子どもを残しているのか?コミュニケーションをとっているのか?社会を維持しているのか?といった問いに興味を持って研究をしています。

今はミナミメダカを中心に繁殖生態の研究をしています。
学部から博士課程までは、ひたすら水槽実験でメダカの行動観察をしてきました。
ポスドクからは、これら水槽実験と並行して、野外のメダカの生態解明に向けた野外調査を開始しました。
今後は、水槽実験と野外調査を組み合わせることで、泥臭くメダカの生態解明を目指していきたいです。

研究の特色

メダカは、様々な研究分野で活躍しているモデル生物です。私は、主に行動生態のスコープから研究しています。メダカ研究の邪道を驀進しています。私の専門が活かせるような共同研究の場面等ありましたら、お気軽に連絡ください。よろこびます。

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主要な研究成果

  • メダカの繁殖行動は深夜から開始する:長時間ビデオ観察により、これまで朝に産卵すると考えられていたメダカが実は深夜から繁殖行動を開始することを発見
  • 雄の精子配分戦略:雄が精子を使い果たしても配偶を続けることや、雌の質や競争状況に応じて精子配分を調整することを解明
  • 野外生態の解明:半自然環境や野外での長期ビデオモニタリングにより、メダカの日周行動パターンを明らかに

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主要論文

Temporal dynamics of courtship and spawning in medaka under laboratory conditions revealed by 24 h video monitoring Yuki Kondo, Ryotaro Kobayashi, Yuya Kobayashi, Satoshi Awata Scientific Reports 15(1), 2025年8月 | 査読有り | 筆頭著者・責任著者 [Link][PR日本語][PR英語]

Courtship and spawning behaviour of medaka in a semi-outdoor environment initiating at midnight Yuki Kondo, Satoshi Awata Scientific Reports 15(1), 2025年5月 | 査読有り | 筆頭著者・責任著者 [Link][PR日本語][PR英語]

Medaka (Oryzias latipes) initiate courtship and spawning late at night: Insights from field observations Yuki Kondo, Kotori Okamoto, Yuto Kitamukai, Yasunori Koya, Satoshi Awata PLOS ONE 20(2) e0318358, 2025年2月 | 査読有り | 筆頭著者・責任著者 [Link][PR日本語][PR英語]

Male medaka continue to mate with females despite sperm depletion Yuki Kondo, Masanori Kohda, Satoshi Awata Royal Society Open Science 12(1), 2025年1月 | 査読有り | 筆頭著者・責任著者 [Link][PR日本語][PR英語]

Sperm allocation in relation to male-male aggression and courtship in an externally fertilizing fish, the medaka Yuki Kondo, Masanori Kohda, Yasunori Koya, Satoshi Awata Animal Behaviour 202, 9-19, 2023年8月 | 査読有り | 筆頭著者・責任著者 [Link][PR日本語][PR英語]

Sperm allocation strategies depending on female quality in medaka (Oryzias latipes) Yuki Kondo, Masanori Kohda, Yasunori Koya, Satoshi Awata Zoological Science 37(3), 203-203, 2020年5月 | 査読有り | 筆頭著者・責任著者 [Link]

受賞歴

2025年12月 2025年度日本生態学会近畿地区会例会 研究発表奨励賞 「実験室は野外の繁殖時刻を再現できているのか?:24時間連続観察が捉えたメダカの繁殖時刻のズレ」

2025年11月 第44回日本動物行動学会最優秀ポスター賞 「実験室と野外環境で3-4時間のずれ:24時間観察から明らかにしたメダカの繁殖タイミング」[Link]。

2022年3月 第69回日本生態学会ポスター最優秀賞受賞 「ミナミメダカにおける『有限な精子』をめぐる雌雄の戦略」[Link]

2020年11月 第39回日本動物行動学会最優秀ポスター賞 「実はものすごく巧妙:ミナミメダカの雄におけるスニーキングと精子配分戦略」[Link]

研究資金(主なもの)

科研費

若手研究(2025-2028年度) 「メダカをモデルに解き明かす動物における複雑な社会関係の形成過程」代表[Link]
基盤研究(C)(2024-2027年度) 「メダカの配偶行動における雌雄の化学コミュニケーション」分担(代表:古屋康則)[Link]
研究活動スタート支援(2022-2024年度) 「魚類の射精量の新規定量法の開発と繁殖戦略の異なる雄の精子配分戦略の解明」代表[Link]

その他の研究助成

クリタ水・環境科学振興財団 国内研究助成 萌芽的研究(b)(2024-2025年度・2025-2026年度)
河川財団 河川基金 一般的助成(若手研究者)(2025年度)
笹川科学研究助成(2023年度・2024年度)
大阪公立大学 戦略的研究推進事業 若手研究者支援(2023・2025年度)
東京動物園協会 野生生物保全基金(2023・2024年度)

社会貢献・アウトリーチ活動

教育活動

各務原市立川島中学校 研究授業「メダカにどのような感覚器官があるか」講師(2024・2025年度)
岐阜市立陽南中学校 総合学習「卵の中で起こる不思議を観察しよう」講師(2024・2025年度)
屋久島いきもの調査隊 サイエンスカフェ「オサルとボクと、時々、メダカ」講師(2022年度)

メディア掲載

2025年11月 メダカトリップ「連続配偶実験」 [Link]
2025年7月 ナショナル ジオグラフィック日本版「身近過ぎる生き物 メダカの真実」[Link]
2025年5月 日経サイエンス「クマノミがイソギンチャクに餌やり」[Link]
2025年3月 Science Portal「メダカの産卵は真夜中から始まる」[Link]

担当授業

大阪公立大学「生物学概論」(2022・2023年度)オムニバス形式1コマ
大阪産業大学「生物学実験」(2018-2020年度)

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